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「もったいない」という考えがもったいないことがある~サンクコストを知る~

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あなたは9万円かけて念願のiPhone6を購入。しかし、使い方が雑だったのか、使用中に床へ落としてしまいます。
液晶にバリッバリのヒビが入り、2万円で修理することになりました。

やっと直って戻ってきたiPhone。次は絶対大切に使おう、そう誓います。
でもあなたの使い方は決して丁寧にはなりません。人はそれほど簡単に変われるものではないからです。

再び割れたiPhone6

iPhoneが戻ってきて1週間後、あなたはiPhoneを踏みつけてしまい、またもや液晶が割れてしまいました。
踏み方が悪かったのか、今度は修理に6万円かかってしまいます。

あなたならどうしますか?

少しお金を足せば新しいiPhoneを買うことが出来ます。
しかし、それでは2万円の修理費がただの無駄金になり、最初の修理という判断にたいして「もったいない」という気持ちが芽生える。自分の判断は間違っていたんだ、と。

でも、もし最初に8万円かかると言われたらどうでしょう。
多くの人が買い替えという選択をするのではないでしょうか。

ここで重要なことは、最初の2万円は取り返すことのできない費用だということです。
どうすることもできない過去にとらわれ次なる決断をすると、合理的な判断はできなくなります。
もっと言えば、更なる損失を出す可能性が高くなります。

サンクコスト

これは「埋没費用」とも言われ、簡単に説明すると、どうあがいても取り返すことのできない費用や労力、時間などのことです。
さっきの話でいうところの「2万円」ですね。

そして、サンクコスト効果とは、サンクコストがその後の意思決定に影響することを言います。

映画のチケットのお話

あなたは前からずっと見たかった映画(2時間)のチケットを1,500円。
わくわくどきどきしながら始まるのを待っています。そしてようやく映画が始まり、15分が経ちました。

「ぜんっぜん面白くないじゃマイカァ!!!

こんなとき、あなたならどうしますか?

  1. 映画を見続ける
  2. 今すぐ退場!レッドカード!

まずは、この場合のサンクコストを考えてみましょう。
「チケット代1,500円」と「15分という時間」の2つです。
この2つはどうあがいても取り返すことができません。

そうであれば、どちらの選択肢が合理的か。レッドカードです(‘◇’)ゞ
退場という選択をすれば、1時間と45分を有効に活用することができます。

しかし、多くの人は「映画を見続ける」という選択をしてしまう。なぜなのか。
そう、もったいないからです。

「せっかく1,500円も払ったのに見ないなんてもったいない!意地でも見てやる!」
こう思うわけです。

その方がもったいなくないですか?
もう戻ってくることはないあの人のことを思っても意味なんかないんです。
あの人のことなんか考えずに、次のことにフォーカスした方が合理的なんです。

あの人」がでてきたついでに恋愛についても。

恋愛におけるサンクコストとサンクコスト効果

少し考えてみてください。
恋愛において、何がサンクコストとなり、何がサンクコスト効果として現れるのか。

考え中の図

・・・。

あなたは2年間付き合っている彼女がいます。大学3年生の時にサークルで知り合った彼女。
よく話すうちに意気投合し、よく遊ぶようになりました。

そして気付くのです。「あ・・これがなのか。」

こうなったらあなたの気持ちは止められません。
白鳳でも無理でしょう。今のあなたは最強だから。

時間が経つにつれてどんどん気持ちは大きくなり、もう我慢の限界。
告白の決意をしました。

来る当日。心臓の音が相手に聞こえてしまわないかと言わんばかりの緊張。
足も震えています。しかし手は震えません。なぜだろう。

「一目見た時からってのは嘘になりますが、そういっても過言ではないぐらいあなたのことが好き。までは行かないけれど・・・」

緊張で意味の分からないことを言いながらも必死に気持ちを伝えます。
相手の答えは・・・。

(続く)

とまぁ、いろいろなことがあり2年間付き合ってきました。
その間に旅行も行きました。喧嘩もしました。誕生日のお祝いもしました。

しかし、時間というものは時に残酷なもので、あなたの気持ちはどこか冷めてきている。
そのことに気づいてはいるけれど、別れることができない。

さて、ここでいうサンクコストとは何なのか。

  1. 2年間という時間
  2. 相手との共有時間で使ったお金
  3. 様々な労力
そして、サンクコスト効果とは、それらのサンクコストを気にして別れられないと思ってしまうことです。

人生は選択の繰り返し

私たちは人生の中で数多くの選択を迫られます。
先ほどの「映画」や「恋愛」もその一つですし、もっともっと小さな選択もあります。

今回お話した「サンクコスト」は多くの人が縛られているものですが、このことを認識しているだけで、選択の質は大きく変わると思っています。

過去の損失に囚われるのではなく「損切り」という考えを持つと、これまで以上に合理的な判断・選択ができるはずです。

ちょっと違うかもしれませんが、メンタリストさんの本も面白かったです。
人間は損が嫌い」とか分かりやすく説明されていましたね。
また紹介したいと思います!

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